妹記は大繁盛!(2023年12月9日土曜日)
まずは腹ごしらえ!というわけで、ホテルの前から、旺角行きのミニバスで花園街市の2Fフードコートへ。
目指すは妹記のお粥屋さん。行ってびっくり❗️なに?この行列?わ〜人がいっぱい‼️
大勢のお客さんが既にたくさんの円卓に座っており、まだまだオーダーのための行列も7〜8人並んでいます。
どうやら、テーブル席に番号がそれぞれ付けられていて、席を確保してから、「何番テーブル、〇〇1個、△△1個」とレジ前のお姉さんに伝えると、厨房に伝えられるらしく、レジでお金を支払って、レシートをもらうと、テーブル席で待っていれば、注文した料理が運ばれる、というふうになっているようです。
寿姐に席を確保してもらい、私が並んで注文したので、そんなに待たずに食べることができました。
ただ、美味しいことは美味しかったんだけど、「う〜ん、もっと米粒が見えないくらいミキサーにかけて滑らかじゃなかったっけ?」「味ももう少し濃かったような…?」という気がしてしないでもない。
価格は、皮蛋痩肉粥で41HKドルとコロナ前と比較しても据え置かれているので、十分満足なんですけどね。
スターフェリーよ永遠に
腹ごしらえを終えて、MTRで尖沙咀に行き、今日は、スターフェリーで香港島に渡ります。
わずか10分足らずの船旅ですが、これが香港らしくて良いんだな〜😍
かつては、2階の1等席で2.2HKドル、1階の2等席で1.9HKドルだったこともあったけれど、今や、倍以上になっており、ほとんど観光客用と見なされて本数も減っているのだとか。
この白と緑の船体、乗務員のセーラー服の制服が、消えずに残ってくれることを切に願います。
ケネディタウンからセントラルへ
セントラルのフェリー乗り場からトラム乗り場まで移動します。
この辺りは、いまだに開発工事が続いていて、来るたびに風景が変わっていく場所です。
途中、IFCモールのStandard Chartered銀行横の広場で、フィリピンから出稼ぎに来て家政婦をしている女性たちが3〜4人の小グループでお弁当を持って集まっているのを見かけました。
かつて、彼女たちは、仕事がお休みの日曜日になると、香港の広場という広場に大規模な人数で集まっていました。週に一度くらいは、同郷の友と思い切り母国語でおしゃべりして、仕事のストレスを解消して、再び英気を養っていたのでしょう。
おそらく、コロナのせいで、大勢で集まることは規制されただろうし、民主化運動への取り締まりも加わって、彼女たちは、どうしているのだろうと、陰ながら心配していたのです。
場所を変えて、形を変えてでも、彼女たちが集うことができているようで、安心しました。
だって、香港の子供達の英語力を支えているのは、彼女たちですから!
トラムに乗っていると、保育園や小学校の送迎中の家政婦さんと子どもたちが英語で話しているのを良く見かけますよ。
そのトラムの乗車運賃は3HKドルになっていました。今は、ほぼ全ての車両がオクトパス対応になっていますが、かつては、トラムに乗るためにギザギザの2HKドルを手元に用意してましたね。
トラムに乗って香港島の西の端、ケネディタウンまで行ってみました。
ここまで来ると、海が近くて、端っこまで来たな〜という感じがします。
ちなみに、2015年には、MTRの駅もケネディタウンまで延伸しています。
しばらく歩くと、新しい感じの「Golden Scene」という映画館を見つけました。
う〜ん、今回は、ゆっくり映画を見る時間が取れないのが辛い!
そして、この辺は、山が海に迫っていて、坂が多い=階段が多い、お年寄りや足の悪い人は大変だ〜と思っていると、きちんと横にエレベーターもありました。(バリアフリーは、この20年でアジア全体で進みましたね〜)
MTR延伸で人の流れも変わったのか、真新しいショッピングモールもありました。
以前、石塘咀にある今の香港JEN酒店に何度か宿泊していたことがあって、ここら辺のパン屋さんのボーローパオは九龍城よりも安かったのを覚えていたのですが、お店は健在でした!そして、ボーローパオは6HKドル❗️
ここで買ったボーローパオを石塘咀街市のフードコートでレモンコーラを頼んで食べました。
しかし、この後、ハリウッドロードに入るまでに5HKドルのボーローパオを見つけましたけどね。
歩きに歩いて、ハリウッドロードから久しぶりの文武廟にお参りします。
文武廟は、もしかしたら、1999年に初めて香港に来た時以来じゃないかしら?
そこからも、いつもは避けて歩くSOHO地域を歩いてセントラルへ。
昔の中環街市をリノベーションしたセントラルマーケットに行ってみたけれど、おしゃれすぎて、私たちには期待はずれだったかな〜?
歩き疲れたので、トラムに乗って、今度は、香港島の東の端、筲ケイ湾まで向かいます。
初めは満員状態でしたが、みなさん、やはり、湾仔や銅羅湾で降りて行くので、その頃には、2階席で座ることができました。
トラムに乗りながら、マンダリンオリエンタルホテルの近くを通った時には、レスリーのために心の中で手を合わせました。
ビクトリア公園は、何かの行事のために、たくさんのテントが張られていました。(集会できないようにしてるんだな、と勘繰ってしまいました。)
SOGOのデパートや太古の元吉之島(現AEON MALL)の健在を確認して安心しました。
新光戯院健在も複雑な想い
トラムに1時間以上乗って、筲ケイ湾に到着したのは、もう4時でした。
やっぱり、私たちには、こういう、ザ・ローカルな場所が似合います。
とにかく、お腹が空いたので、雲呑麺の店を見つけると、すぐに入って、油菜と共に注文!
蝦雲呑ではなかったけれど、MIXになっていて、美味しかったです。
それから、再びトラムに乗って、北角の新光戯院に向かいました。
行きのトラム上からも存続は確認したのですが、近くで演目などを確認したいからです。
新光戯院は、広東語の京劇みたいなのを上映する劇場で、一時期は、存続を危ぶまれたけれど、根強いファンに支えられて存続した、と聞いていました。
私たちは、過去に一度だけ観劇したことがあって、劇そのものよりはファンの応援の熱さに「これは集会やな〜」と面白がっていました。
しか〜し❗️なんと❗️広東語の時代劇や演歌ショーだけでなく、近代史劇と名うって、鄧小平や毛沢東の人生劇を上映予定なんだって‼️
これを見た時、レスリー主演の映画「さらば我が愛、覇王別姫」の中の、文化大革命をふと思い浮かべてしまった私って、考えすぎかしら?
今回、香港に来て、表面上は、香港居民は普通に生活しており、街中で警察官を見ることも少なかったけれど(逆に警察官募集のポスターはよく見かけた。そりゃ、あんなことがあったら、なり手はないでしょうよ。)、選挙結果でもわかるように、静かに抵抗しているようにも思えます。
ただ、中国政府は、郊外に新しいショッピングモールやマンションをやたらと建てて、一応豊かに生活できるでしょ?不満はないでしょ?と、じわじわとマインドコントロールしているように感じてしまいます。
市場で、こんな話を日本語でベラベラ喋っている、おばちゃん2人…きっと自動同時通訳機なんかがこっそり仕掛けられていたら、私たちは逮捕されていたかもしれません。くわばら、くわばら。
コメントを残す