10/10(火)今日は帰国日。16:30発の飛行機なので、まだ、ゆっくりできます。
午前中に、もう1本、通常上映の映画を観られるかも…と思いながら、せっかく釜山駅近くに宿をとって、中華街が目の前にあるので、朝の散歩を兼ねて、探索へ。
そう、美味しいチャンポンが食べられそうな店があるかどうか、見定めようというわけです。
韓国映画やドラマを見ていると、良く出てくるのが、ジャジャー麺ですよね。
韓国料理にしては珍しく辛くない、むしろ甘口の、口の周りが真っ黒に汚れてしまう、あの食べ物…麺も柔らかくのび気味で、決して美味しいとは思えない、あの食べ物を韓国人は好きな様子。
私が韓国語を習った先生は、「韓国人でも、ジャジャー麺派とチャンポン派がいる。」と、おっしゃっていましたが、私は、断然、チャンポン派!!寿姐も長崎出身なので当然チャンポン派!!
もう10年以上前になるでしょうか、海雲台に泊まったときに、宿の近くの中華料理店で食べた、あの時のチャンポンの美味しさが忘れられずにいます。
海鮮の辛めのチャンポンでしたが、次に行ったときには、その店はなくなっていて、すごくショックでした。
それ以降、あの時のおいしさを求めていますが、なかなか巡り会えません。
今回、あちこち歩いているうちに、チャンポン専門店をいくつか見つけたので、韓国でも、ジャジャー麺派よりもチャンポン派が増えてきているのかもしれません。それとも中国人観光客が増えたせいかな?
ともあれ、中華街を歩いていると、2つの嬉しい発見がありました!
ひとつは、とっても綺麗で使いやすそうなコインランドリーを発見したことです!!!!!
旅行の時の洗濯って皆さん、どうしてますか?
洗濯するかどうかで、衣類の荷物が減るか増えるかしますから、旅行者にとっては大きな問題ですよね。
満寿の2人も汗かきなので、毎回、旅行のたびに、衣類をどうするかで悩みます。
旅の季節にもよるけれど、コインランドリーがあれば、衣類を減らせるし、ホテルの浴室でゴシゴシ手洗いしたり、乾くかどうかを心配する必要もなくなります。
泊まるホテルの中にコインランドリーが設置されていれば一番便利ですが、ホテル選びが限定されてしまいます。
7月に台湾に行った時も、ホテルの近くのコインランドリーを調べて行って、とても重宝しました。
なので、今回、釜山のコインランドリーについても、旅行前にネットで調べたのですが、なかなか、便利な場所にはなくて…最悪、東横イン1階に備え付けのコインランドリーを使わせてもらえるか聞いてみるしかないな〜と思っていました。
幸い、汗をかくような天気ではなくて、洗濯もハンカチや下着くらいで済んだので、今回はコインランドリーを使うことはなかったのですが、偶然、中華街のコインランドリーを見つけたときは、とくダネ!みっけ!という気分でした。
新しくて清潔で、しかもカフェのように過ごすこともできるなんて、これ以上のコインランドリーはありませんよね。もちろん、WiFiも使えるようでした。
もうひとつの発見は、前述のチョン・ウンスク著の『釜山の人情食堂』の中にも出て来る中華料理店を見つけたことです。
チェ・ミンシクの顔が窓に貼り付けてあったので、もしかして…ここは「オールドボーイ」のあのマンドゥの店?と写真を撮りました。
店の中では、マンドゥの仕込み中でしたよ。
そして、今回の旅の最後の朝ごはんに選んだのは、しじみ汁定食です!
シジミの出汁で体の隅々まで栄養が行き渡る気がする滋養たっぷりのスープに病みつきになります。
今回、お邪魔したのは、釜山観光ホテルの近くの老舗「섬진강」、日本人の客も多く訪れるし、値段は少し高いけど、サバと大根の辛い煮付けがつくので、許せてしまいます。
朝食を終えて、PIFF広場に戻り、Megabox釜山劇場で「1947 ボストン」というハ・ジョンウの出演している映画を観ようと思っていたけれど、上映時間が昨日と変わっていて観られなくなってしまいました。
そこで、龍頭山公園近くに新しく釜山映画体験館なるものができているらしいことが映画祭のパンフレットに載っていたので行ってみることにしました。
しか〜し!行ってみると、なんと、本日休館!
あとで、よくよく考えてみると、日本も10/9はスポーツの日で祝日でしたが、韓国もハングルの日という祝日で、「普通、月曜日定休だが、月曜日が祝日の場合は、その翌日が休館」ということだったようです。
私たち以外にも休館と知って残念そうに立ち去る観光客がいました。
次回はぜひ!
おかげで、再び、ゆっくりと富平市場を回って、いろいろ買い物をしてしまいました。
良い意味での放任主義なBusan View Hotelに戻って、ロビーで堂々と荷物を詰め直して、まだ、時間があるので、釜山駅を見学に行きました。
私たちは、KTXに乗ったことがなくて、釜山駅は新しくなってから初めて。
釜山駅は空港より賑やかなんじゃないか、と思いました。
港にも通じていて、気持ちの良いベンチもたくさんあって休憩にも良し!
ただし、駅周辺の再開発も進んでいるので、眺めはだんだんと変わっていくでしょう。
ちなみに、Busan View Hotelについては、「バスタオルがついていない」「ロビーの態度が悪い」「駅の近くなので、窓を開けると、うるさい」とかいう口コミがありましたが、私たちにとっては、可もなく不可もなく、という感じでした。
タオルは毎日新しいものに変えてくれたので、足りなければ自分のを持っていけば良いだけだし、ロビーのお兄ちゃんは日替わりでアルバイトのようで(チェックインさえできれば、あとはカードキーも預けずにそのまま持って出かけていましたし、チェックアウトもカードキーをロビーに置いておくだけでした。)あまり接点がなかったし、私たちは窓を開けて網戸にして寝ていた(部屋は5階)けれど、鉄道の音はさほど気になりませんでした。それより、夜中12時くらいまでは、階上の音が響いてうるさかったかな〜。
バスタブがあって、シャワーと別だったのが良かったけれど、今回、エアトリで航空券を買ったからホテル代が割引されたので、立地を考えて、このホテルにしましたが、正規の値段なら選ばないでしょう。
海雲台も温泉場も変わってしまって、次に釜山に来た時に、どこに泊まればいいんだろう?というのが現在の悩みです。
映画祭を重視するなら、センタムシティに近いところを選ばないと移動時間がかかるし、朝ごはん重視ならチャガルチは外せないし…。
いつも、今回できなかったことは、次回の宿題、また来るための口実、と考えて、旅を終えます。
帰りたくないな〜、でも、一旦帰らないと、次の旅に出られないから帰ろう。
旅(非日常)は大好きだけど、家(日常)も大切だ。
梵魚寺に寄贈した瓦に書いたように、「家内安全+世界平和=口福の旅」なのだから。
(今回6回に分けて、2023年10月5日〜10日までの旅の記録を投稿しましたが、全て敬称は省略させていただきました。)
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