10/8(日)今日は、映画祭関連の予定はないので、梵魚寺と温泉場の安否確認に行きます。
いつも梵魚寺を訪れるときは抜けるような青空なのに、今日は、時々雨がポツポツと落ちる曇り空です。
コロナ前は、11月に訪れることが多かったので、見事な紅葉も見られました。
実は、私たち、梵魚寺から金井山城の北門まで軽く歩くつもりが、私が道を間違えて、金井山山頂「姑堂峯」801.5Mに登頂したことがあリます。
元ワンダーフォーゲル部の私は、嬉々として登っていたのですが、鎖場や岩場もあって、山登り初心者の寿姐には、相当きつかったと思います。ミアネヨ!
釜山の東莱の金剛公園からケーブルカーに乗ると、簡単に南門に着きますが、他の東西北の門は、歩くかバスに乗るかしないと行けません。
東門にはバスが通っていて、西門との間には、山城村があり、多くの登山客は、ここで、有名なマッコリを飲んで帰るようです。
東西南北の門を結ぶように、万里の長城のように、石組みの城壁が連なっており、金井山城と言います。
この山並みは、遠くからでも良い気が流れていて、私たちのお気に入りなのです。
私たちは、「良い気が流れてる」と良く言うけれど、特に、風水に凝っているわけでも、詳しいわけでもありません。
ただただ、そこにいるだけで、気持ちが良いと、そう言っている気がします。
山や海、自然が多いところが多いかな。
今年も、以前と同じように、お寺の瓦の吹き替えのために瓦を1枚寄付しました。
さて、次に温泉場に向かいます。
韓国にもいくつか温泉はありますが、釜山には、東莱温泉(アルカリ性弱食塩水・無味無臭)があります。
1999年から釜山に来ている私たちですが、宿泊地は、初めは、南浦洞でした。
映画祭が目的になって、南浦洞よりも海雲台が便利になると、海雲台に宿泊したこともありますが、なかなかホテルが取りにくいので、西面に宿泊したこともありました。
ある時、そうだ!温泉があるなら温泉に泊まりたい!と思い、東莱の農心ホテルにも泊まりました。
農心ホテルに宿泊すると、付属施設のスパ「虚心庁」が無料で使えますが、宿泊費が馬鹿になりません。
そこで、もう少し調べてみると、釜山ナビで、東莱温泉の泉一温泉ホテルが申し込めることを知りました。
オンドルバンで、室内に大きな湯船があり、いつでも蛇口をひねれば温泉が出る、つまり、朝でも夜でも好きな時に温泉に入れる、食事はつかないけれど、それで、1泊一部屋3300円!!(2012年当時)
しかも、そのオンドルバンの部屋の窓からは金井山が見渡せて、窓を開けると、良い気が流れ込んで来るかのようでした。
こうして、泉一温泉ホテルは、私たちの常連宿になりました。
しかし、コロナ禍をすぎ、再訪してみると、泉一温泉ホテルは影も形もありませんでした。
今回、予約サイトにも「営業していません。」と言われたし、寿姐が、「YouTubeで東莱の映像が映ったけど、なくなってるみたいやった。」と言ってたので、覚悟はしていたけど、現実に目にしてみると、ショックは大きかったです。
同じようなホテルで、鹿泉温泉ホテルというのが近くにあるので、今後、そこに泊まることも考えたけれど、部屋の窓が金井山の方角を向いていないし、向いていたとしても、建築中の高層マンションのクレーンをみると、もう良い気は流れて来ないと思えました。
温泉場市場も前回来たときに工事中だったので、綺麗に新しくなるかも、と期待していましたが、こじんまりと整えられたものの、横に大きな商業ビルらしきものが建っているだけで、中には、まだ一つも店が入っていませんでした。
気に入っていたトーストの店も、アクセサリーの店もなくなっていました。
唯一、泉一温泉ホテルの横の路地のカルククス屋さんは健在で、どうやら、お父さん・お母さん世代から、息子夫婦に引き継がれたようで、嬉しかったです。
ここで、昼食をとり、味も落ちていないことを確認しました。
それと、やっぱり、老舗の「クムス ポックッ(フグ鍋)」は健在でした。
この日は、CGV温泉場で、ソン・ガンホ主演の「거미집」を観ました。
映画の中で、主人公の映画監督が作る映画が、同時進行で進んで行く、面白い映画でした。やや不気味でもあったけど、笑わせる部分もあって、見応えはありました。
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