台南の熱い日々

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白河の蓮の花と泥温泉

 またまた自強号で台中から台南へ移動。台南へは、もう何度来ているだろう?
 初めて台南に来た時、「台北よりも空が広い!」って感動したのを覚えています。
 (台東を知ってしまった今は、そうでもないけど…ごめん!)
 台南は、よく、台湾の古都、京都みたいなところと言われるけれど、うん、ある意味そうかな。
 街の中に古蹟も多いし、老舗も多いし。
 今回、台鉄台南駅周辺でも、やはりホームレスの姿があり、いつもよくグルグルと迷っていた民生緑園のロータリーでも、結婚写真街は健在ですが、3〜4件あった靴屋さんは全部シャッターが閉まっていました。
 安くて良いサンダルがあったら買おうかな、と思っていたので残念!
 台南での安否確認は、『新裕珍餅舗』のジイジ(勝手にこう呼ばせて頂いてます、すみません、老板!)。もう80歳を軽く越しておられるので心配です。
 「お!看板見っけ!」「え?ショーウインドウにお菓子ないよ?」と、店の奥を覗くと、奥の方で、ジイジがお昼ご飯をかきこんでいるのが見えました。
 連休明けでお店はお休みなのだな、と判断し、無事を確認できたので、食事の邪魔をせずに、その場を去りました。
 コロナ禍を経て、土地や店を持っている老舗は生き残れたけど、土地や店を借りて営業していたところは生き残れなかったのかな〜と思いました。

 さて、私たちは、食べることが一番好きだけど、温泉も大好き❤️今回の温泉一つ目は関子嶺温泉。
以前、関子嶺温泉で泥パックを楽しんだ時に、通りがかった白河という街が蓮の花で有名というので寄ってみることにしました。
 台鉄台南駅から新営駅まで区間車(各停)で50分。新営客運のバスターミナルは、新営駅の中山口を出て、まっすぐタクシー乗り場を越えて、ロータリーの向かい側にあります。
 白河の蓮花公園という場所に行くにはタクシーしかない、ということだったので、なんとか道で拾ったタクシーに乗り込んで、運転手さんに行き先を伝えました。
 すると、乗ってしばらくすると、運転手さんが車を止めて、「昨天、蓮花公園、蓮花没有。ここの方が綺麗に咲いてる。自分は、嘉義にお客さんを迎えに行かなければならないから、蓮花公園は逆方向だ。」と言うのです。(後半、意訳。)
 まあ、信じるしかないし、蓮花公園に行ったとして帰りの足をどうするか、問題でもあったので、言われる通り、100元渡して車を降りました。
 でも、その辺りは、一応、Lotus roadというらしく、あちらこちらで蓮畑がありました。
 その中でも、やっぱり、タクシーの運転手さんが降ろしてくれたところが、本当に一番蓮の花が綺麗でした。信じるって大事ね!

白河の🪷
白河の🪷

 バス停4つ分くらいを歩いて白河のバスターミナルまで戻りました。途中、自助餐で昼食を摂りました。
 白河から関子嶺までは、黄12のミニバスで、途中からはグングン山を登って行きます。
 しか〜し!着いてみると、以前利用した『統茂温泉会館』は、なんか公的な施設に名称が変わっていて、営業していませんでした!
 仕方なく、SPA利用させてくれそうなホテルを探し歩いて、『儷景温泉会館』というところで、1人300元で利用できました。もちろん、水着着用です。(『統茂温泉会館』は、裸で入れる浴場もあって、プールもあって、良かったんだけどな〜。)
 ジャグジーのある広い浴槽と薬湯の浴槽、泥湯の浴槽と打たせ湯のある水風呂、そして、ドライとミストのサウナ室がふたつ。泥湯と水風呂は半露天です。
 肝心の泥湯は、「泥漿」と書いてある通りサラサラで、以前、『統茂温泉会館』でやったように背中にたっぷり塗ったり、顔パックしたりはできませんでした。
 この施設がそうなのか、それとも、関子嶺温泉全体で泥の成分が薄くなっているのか、たまたま雨が続いて成分が薄まったのか、本当のところはわかりませんけど、少し残念でした。
 それでも、泥湯と水風呂に繰り返し交互に入って、リフレッシュして帰路に着きました。
 夕食は、少し奮発して、『度小月』で担仔麺やサバヒースープを頂きました。う〜ん、満足!

白河の自助餐で昼食
台南「度小月」にて夕食〜名物担仔麺
「度小月」のエビ巻きとサバヒー湯

玉井=マンゴー好きの天国

 玉井といえば、マンゴー好きなら誰でも知っている、愛文マンゴーの故郷、マンゴー好きの聖地、マンゴー好きの天国です❣️
ここに来るのは、もう3回目なんですが、毎回ドキドキワクワクしますね。
 台南駅前のバスターミナルから玉井行きのバスに乗っていると、途中の山全体がマンゴー畑なんですよ。
 それぞれの実に一つ一つ白いカバーを被せられて、大切に育てられているんだな〜と感じられます。
 そして、今年は、マンゴーのあたり年、豊作だそうで、値段が驚くほど安いのです!
 (YouTubeに短い動画を載せましたので、そちらもご覧ください。)
 いくら安くても生の果物は買って帰れないので、私たちが買って帰るのは、いつも、ドライマンゴーです。
 よく成分表をみないと、砂糖を加えているものも多いのですが、現在は、無加糖がトレンドらしくて、「無糖」と書かれたものが多く売られていました。
 お母さんを手伝っている小学生高学年くらいの女の子が英語対応してくれたので、そこで1斤即買い。
 事情を察して、お母さんがそれを二つに包装し直してくれました。
 1斤というと、600gで結構大量に思えたのですが、帰国後、お土産に小分けしてみると、残りわずかになり、あ〜もっと買っておけば良かった〜と後悔しました。
 よし!来年こそは、一人1斤買うぞ〜!
 ちなみに、ドライパイナップルも無糖で美味しかったですよ!

今年はマンゴーが豊作だそうです。
玉井の青果市場でマンゴーカキ氷
2018年の玉井青果市場

安平で祭りに出くわす

 安平にも台南に行く度に立ち寄っていますね。
 安平古堡や安平老街、安平樹屋と徳記洋行、少し足を伸ばすと、塩田があったり、マングローブの茂る河口をクルージングできたり、いろんな楽しみ方ができる場所です。
 ただ、私たちは、ご存知の通り、媽祖loverなので、安平天后宮は、外せません❗️
 再訪できたことを感謝申し上げなくては…!
 台南駅前から2番のバスに乗って、到着間際に、外をお祭りの一群が通っているのが見えました。
 早く行かないと人で混雑しそうなので急いで安平天后宮へ。
 やっぱり、祭りの受け入れ態勢が整えられていました。媽祖様のうち1体が廟の外に設置されています。
 まず、お詣りをしてから、中を見渡すと、ここでもお土産コーナーが綺麗に新設されていました。
 入ってみると、日本語を少しわかるお姉様がいらしたので、「今日は何のお祭りですか?」と聞くと、手を引いて隣のスペースに連れて行ってくれて、「え〜と…旦那さんの誕生日…」と教えてくださいました。
 (その意味は不明ですが、ショート動画をYouTubeに載せています。)
 「どこから来たの?大阪?」と聞かれたので、「京都です。」と答えると、「京都、私、好きです。」とおっしゃるので、「私たちも台南大好きです〜!」と返しておきました。
 どうやら、外では、台南の他の地域から、いろんな神様が、安平の媽祖様に挨拶・お祝いに来ている、という形で祭りが進んでいきます。音楽やら爆竹やらで、うるさい、うるさい!!賑やか〜〜〜!!!
 20分越えの動画を撮ってしまったけど、まとめきれない!ごめんなさい!

 その後、廟の近くの店で夕食を摂るが、「ご飯がない。」と言われてしまい、仕方なく、麺類を食べました。(おそらく、祭りに参加した人たちのお弁当用で、白ご飯がなくなってしまったのでしょう。外に出ると、その場に座ってお弁当を食べている人たちが大勢いましたから。)
 帰りの2番のバスのバス停を見つけるのに苦労して、グルグル歩き回ってしまいましたが、この時も、やっぱり、「2路バスは(中略)安平への往路は問題ないが、台南中心部への帰路は、安平路の安平バス停から乗ると確実。」という『地球の歩き方』の欄外情報に助けられました。
 ありがとう、地球の歩き方❗️

今日はお祭りのために廟の前まで媽祖様がお出迎えされています。
出番が終わって休憩中
寿姐が購入した安平媽祖様の福袋の中身

 


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