5000TWDは当たらなかったけれど…
2025年夏の台湾旅行は、6/30〜7/13の2週間の環島旅行。
私、満妹が引っ越しを機にバイトも辞めるので、少し贅沢に長めの日程を組みました。
残念ながら、今回は、2人とも5000TWDは当たらず、自前で7万円を両替して旅に挑みました。(7万円=13,551TWDでした。)
1日5000円の予算で両替したのは、前回の旅行の時のTWDがいくらか残っていたからだけど、結論から言うと、交通費がタクシー代も含めて3,125TWD➕2,000TWD分悠遊カードにチャージ(バスや地下鉄・台湾鉄道で使用)、食費が缶ビール・お茶・ジュース・カキ氷・フルーツを含めて4,867TWD、あと、お土産に6,773TWD(うち4,800TWDは南港包種茶)で、合計16,765TWD。(コインランドリーの洗濯・乾燥代や廟でのお賽銭などは含まず。)
8万円両替していたら少しお釣りが出たかな〜という感じ。
さすがに、台湾でも値上げの波は避けられず、特に食べ物の値段が少し上がったな〜と感じます。だいたい自助餐で五百円以内(ワンコイン)という感覚だったのが、少し大きな肉を入れるとワンコインで済まなくなってきたし、たまに、豪華な食事をすると、1人二千円に近づいてきました。
それでも、交通費は日本に比べるとまだまだ安くて、おかげで環島旅行が楽しめました。
それに、今回の旅も、各地の貴人様に助けていただきました。
特に、寿姐は、旅行2日目にして、スーツケースの車輪が壊れてしまったのを、台南大飯店のフロントのお姉さんに相談すると、修理してくれるお店を教えてもらって、1時間半ほどで完璧に直してもらって、旅を快適に続けることができました。
そして、何より、旅の神様は、私たちを台風と雨の影響から守ってくださいました。
今回、初めてフェリーに乗って日帰りで小琉球という島に渡る計画で、計画通りに、7/4(金)に島に渡って観光できましたが、1日遅れていたら、もうフェリーは巡航停止でした。ギリセーフ‼️
翌7/5は四重渓温泉に行って、お風呂を堪能した後、着替えていたら、ザ〜ッとバケツをひっくり返したような雨が降り始めたけど、無事にタクシーとバスを乗り継いで、勝手知ったる坊寮の街にたどり着き、もう3回目になるシラス炒飯を遅い昼食としていただき、無事、屏東のホテルに帰りました。
今回の台風ダナスは、中国大陸と台湾の間を通り抜けていくという非常に変わったコースをとり、速度も非常に遅いので、雨が長く降って、その影響が懸念されることから、ニュースでも、今週末は厳重警戒するように言われていて、前日に見つけた『中山黄昏市場』も、食材買い出しの人でごった返していました。
翌7/6は、屏東から台東への移動日だったので、列車さえ動けば、雨でも大丈夫❗️
その後、東海岸の台東・花蓮・蘇澳でも雨が降ったり止んだりだったけど、なんの不便も感じずに旅を続けられました。しかし、TVのニュースでは、台湾西海岸の町で土砂災害や浸水などが報告されていました。屏東・台南・嘉義など、今まで行ったことのある地名で被害が報告されるのを聞いて、胸を痛めるとともに、旅の神様に守られていることをひしひしと感じたのでした。
媽祖さま、王爺さま、観音さま、仏さま、土地土地の神さま、ありがとうございます🙏
初めての東港・小琉球
小さな船旅が好きです。香港のスターフェリー然り。尾道のフェリーも然り。
台湾の周囲には、澎湖島・蘭嶼・緑島・金門島・馬祖島・亀山島などたくさんの離島があるが、日帰りできそうな島は限られます。
そこで、今回選んだのが、小琉球。屏東を起点に小琉球と四重渓温泉に行く計画なので、台鐡屏東駅前のバスターミナルに近いホテルを選びました。
屏東についた1日目は潮州でグルメするはずだったのですが、乗るバスを間違えて東港に着いてしまいました。まあ、明日初めて来るよりも事前に偵察しておけば余裕だね、と東港のフェリー乗り場や華僑市場を見てまわりました。
おかげで、華僑市場で1日目は桜エビ炒飯を、2日目は寿司を食べられたので、結果オーライです❣️

〜370TWD〜美味❣️

港を眺めながら食べられるテラス席も
あります

の水揚げ地として有名
東港バスターミナルは、港から歩いて30分くらいの距離に離れていますが、新しくて綺麗です。ここの案内のお姉さんには2日続けてお世話になりました。港に近い東港の町の中心部もゆっくり歩いたら楽しそうなところでした。

バスが連れて行ってくれます


というふざけた写真を撮って楽しむ
さて、天気予報から、午前中が勝負と考えた私たちは、早朝7:35発のバスに乗って東港へ。
めざしていた9:00発のフェリーに乗れました。(チケット購入時と乗船時にそれぞれパスポートの提示を求められます。)
行きは、ギリギリの乗船だったので、席を選ぶ余裕がなく、1階席で別々に座りました。結構、波が高くて、私は少し気分が悪くなりました。乗船時間が30分と短くて幸いでした。
9:45の島内循環バスに乗り損ねたので、まず、歩いて行けそうな花瓶岩へ向かいました。
う〜ん、角度によって、花瓶にも見えるし、春に行った野柳の女王の頭にも見えます。
小琉球はサンゴでできた島なので、波が打ち寄せる足元もみんな砕けたサンゴの死骸です。
この辺りはシュノーケリングをするグループで一杯でした。
割と波が高いので、私たちは少し足をつけて楽しむくらいに留めました。
少し離れたところに東屋があり、何人かの人が海を覗き込んでいたので、よ〜く見てみると、息継ぎのために海面に浮かんできた海亀が2〜3頭見えました。小琉球には砂浜がないので産卵はしないけれど、海亀を餌付けすることに成功したそうで、島の沿岸何ヶ所かで海亀が見られるそうで、シュノーケリングやダイビングをしていると一緒に泳げることもあるそうです。
10:55の島内巡回バスは私たち2人だけの貸切状態。車中から島の観光地を見て周り30分で戻って来ると、風が出てきて空は雲に覆われ、さらに波が高くなってきました。
12:00のフェリーで東港に戻りました。帰りは2階席だったからか、船の揺れはマシでした。


廟にはお参りしないと!


こちらから見ると花瓶に見えるけど…

女王様の頭に見えませんか?
東港に戻ると、2度目の華僑市場で、今日は、クロマグロの握り寿司を食べるぞ〜というわけで奮発しました。
クロマグロ6貫・イカ2貫・手巻き2本で470TWD(美味しかったけれど、手巻きには鮨飯がなかったのがショックでした!)

ワサビはけっこう効いていた。

屏東に戻ってから、おやつに『秋林牛乳大王』でカキ氷を食べました。
私がSNSで見かけたお店で、実際行ってみて、安くて美味しかったので、おすすめです‼️
泊まったホテルからも近かったので、これからもご贔屓に…❣️

こんなに大きいのに僅か50TWD!

そして、今回、屏東にゆっくり3泊したので、歩き回っていた時に見つけたのが、その名も素敵な『中山黄昏市場』❣️
たいていの市場が、午前中は賑やかで、昼過ぎに行くと、ほとんどの店が閉店準備をしている、というのを経験済みなので、夕食前に賑わう市場を見つけたときは、小躍りして喜びました😋
わざわざ暗くなってからバイクで混み合う夜市に出かけなくても、惣菜を買ってホテルの部屋で食べる方が涼しくゆったり座って食べられるし、なんなら、先にシャワーを浴びてスッキリしてからの食事にすることもできるし、ね。
ここを見つけたことで、私たちの中で、屏東の好き度がさらにアップしたのは間違いありません。


そして、四重渓温泉!昨年行き損ねたので、今回、満を期して再トライ!
台湾4大温泉として、陽明山温泉・北投温泉・関子嶺温泉・四重渓温泉が挙げられますが、四重渓温泉をクリアすれば、私たち、台湾4大温泉制覇達成となるので、こだわりがあったのです。ただ、交通の便が悪くて行きにくいのが難点。冬になると、温泉シーズンなので、バスも増便されるようですが、夏はバスの本数自体が少ないので、時間的に制約されるのです。
恒春に宿を取ることも考えましたが、6:55屏東バスターミナル発の国光客運バスに乗って9:10恒春バスターミナル到着、9:45四重渓行き201黄線バスに乗車して、10:15清泉飯店に到着できました。ここで、水着着用で小一時間ほど露天風呂を楽しみました。泉質は、弱アルカリ炭酸泉だそうで、少しぬめりがあり肌に良さそうでした。(入浴料は1人350TWDでした。)お風呂から上がって更衣室から出ると、まさに、バケツをひっくり返したような雨が降り出していて、長居は無用とばかりに、タクシーを呼んでもらって恒春バスターミナルまで戻ってもらい、少し遅くなっても、勝手知ったる坊寮でシラス炒飯を食べようとバスに乗り込んで、雨の中、傘をさして、3度目となる、いつもの食堂(名前を覚えてなくて失礼!)に向かいます。
食堂のおばさんにメニューを伝えるのに苦戦していると、やっぱり、ここで、去年もお世話になった日本語を話せるお姉様が呼ばれて来て下さいました。彼女こそ、私たちにとって、本当の貴人さまで、今回、この食堂の向かいで出店を出している近郊に住む農家の方だと判明しました。「うちで採れたレンブーよ」と言って蓮霧(Wax Apple)をわざわざ食堂のテーブルまで持って来て下さいました。これがジューシーで美味しかった!(正直、レンブーのこと、今まで美味しいと思ったことなかったけど…)次に来るときには、手土産持参で来ないと!と誓う私たちでした。

四重渓温泉♨️
これで台湾4大温泉制覇です‼️

でも今回は桜エビ炒飯に負けたかも?

海鮮がたくさん入っていたような?
台東・花蓮で…
無事に台鐡南廻り線で台東に辿り着きました。私たちが台東に来る目的といえば、『原生応用植物園』で野草鍋を食べることなのですが、去年もそうだったように、この時期、バルーンフェスティバルと重なって、なぜかバスの本数が減って行きにくい!今年も調べた限りでは、ちょうど、お昼に野草鍋を食べられるような時間にバスはなく、野草鍋を諦めて、あらかじめ、調べておいた映画を見ることにしました。
台東のバスターミナル前の秀泰影城で『看不見的国家』という台湾の現在の政情を描いたドキュメンタリー映画を見ました。
私たちは、台湾は独立国家だと思っており、民進党=前総統・蔡英文のファンなので、言葉はわからなくても内容はほぼ理解でき、涙なしではみられませんでした。
台東滞在中、バスターミナル近辺での選択肢が少なくて困るのが食事でしたが、今回、自助餐を探して、2ヶ所行ってみました。これが、2ヶ所とも、なかなか良かった!自助餐さまさまです!



キチンとカメラ目線をくれました♪

鐡花村から天海馬道を
歩いて行った方がわかりやすい。

あるお店です!
バイクも次から次と止められ、
お店の中も人で一杯でした!

いただきま〜す‼️
これで、なんと75TWD👍
今回の旅で花蓮1泊を設定したのは、去年地震で被害に遭った花蓮を応援したい気持ちと、その後の花蓮の町の現状を確認したかった気持ちが半々でした。
すでに1年以上経っていたので、倒壊した建物などは見かけませんでしたが、道路の工事は多かったように感じました。
さて、具体的に花蓮周辺に行きたいところ・見たいところがあるかといえば、それほどでもないので、旅の計画を練ってホテルを予約する段階では、移動効率を最優先して、台鐡花蓮駅の近くのホテルでいいや、と思って予約したのでした。
しかし、旅行の2ヶ月ほど前になって、ホテルの予約サイトから、「そのホテルは6/1付で閉業することになり、代替ホテルのご案内をさせていただきます。」とメールが来ました。その代替ホテルの詳細を調べると、花蓮市内中心部からは4kmほど離れていますが、再度選び直すのもお金のやり取りも面倒なので、その代替ホテル『麗軒国際飯店』に泊まることにしました。
幸い、台湾はタクシー料金が安いので、今回の花蓮ではタクシーをフル活用したので楽でした。
いざ、泊まってみると、チェックイン時間より2時間も前なのに、こころよく部屋に通してくれたり、施設は昭和な雰囲気を残しているのですが、屋上から海も見えたし、コインランドリーもあるし、日本人の団体客が泊まることもあるのか、スタッフが日本語も少し理解して、とても気持ちよく親切でした。
ホテルの近くで自助餐や朝食処なども探せて、市内ほどの騒がしさもなく、現地の人に混じって夕刻の港付近を散歩するのも楽しかったです。
花蓮に泊まるとしたら、また選ぶかも…と思うほど気に入りました。



鉄道の線路が残っている





それが、ここ『西瓜大王』

花蓮『西瓜大王』の西瓜原汁60TWD🥰
高級温泉旅館に泊まる
今回の台湾旅行において、小琉球と四重渓温泉が台湾西海岸のハイライトだったとすると、台湾東海岸のハイライトがまさに『レイクショアホテル蘇澳』に2連泊することでしょう。
私ごとですが、昨年1年間、マンション管理組合の理事長という役職を背負うことになってしまい、我ながら、私なりに良くやった👏と思っているので、そのご褒美ということです。
蘇澳といえば、冷泉!特にサイダー水の中に体を浸したかのように感じる炭酸泉が有名です。これが通年22℃くらいに保たれているので、夏場は最高に気持ち良いのです!
この『レイクショアホテル蘇澳』は、ホテルのお部屋に冷泉と温泉の二つの浴槽が完備されている宿として魅力的で、つい奮発してデラックスな部屋を予約してしまいました。
実際には、有馬の金泉のような濃い鉄分を含む温泉とその冷泉の二つが出る浴槽が備えられていました。
私たちは、やっぱり炭酸泉も恋しくて、冷泉公園の奥の有料個人風呂まで出かけて楽しみました。
2日間、雨にも関わらず、温泉と南方澳の港と海鮮・カキ氷・媽祖さまとの再会など思う存分楽しめました。

本当にゆったり過ごせました

晴れていたら日の出が拝めたはず…



大きめの浴室に案内してくれました!


今回の旅は別名「チャーハン旅」




マイチョイスのお弁当75TWD
いつもの台北で…
台北に戻ると、必ず行かなければならないのは、土日に開かれる建国花市で、そこで、年2回、南港包種茶を仕入れるのが私たちの通例行事となっています。(仕入れると言っても自分で飲む分だけですが。)
ここの老班(社長)魏哥と、その妹さんも、私たちの貴人さま。(まあ、店と客の関係ではあるんだけど。)いつも大変お世話になっております。(寿姐はきちんとお二人への手土産を持参してくれていました。多謝、寿姐。)
ここ何回かは、建国花市に近い大安森林公園の麗都飯店が定宿になっていたのですが、今回は部屋が取れず、それなら…ということで、雙連朝市の近くで見つけてみました。というのも、雙連朝市も必ず寄る場所なんですが、いつも惣菜なんかを買って帰りたくて仕方ないのを我慢していたからです。ホテルが近ければ、買って帰ってホテルの部屋で朝ごはんが食べられるではないか!ということです。
『Hotel i journey(愛行旅)』というホテル、口コミ通り入り口がわかりにくくて一度通り過ぎてしまいました。エレベーターもロビーも狭いけれど、意外にも部屋の中は余裕があって、猫足のバスタブ付きで、バスタブの横でトイレを気にせず体を洗えるシステムになっていて便利!壁はさすがに薄いようで、隣室の話し声が23時過ぎまで少し気になったけど、道路に面していない部屋だったからか、病院が真向かいにあるのに救急車の音とかは気になりませんでした。
ホテル選びは楽しいけど難しい。炊飯器とか食器とかあって、ランドリー設備もあるレジデンスのようなところを選べば良いのだろうけど、意外と高かったりするし。まあ、こうやって悩んで迷うのが楽しいんだけどね。そう、そして、また、私たちは旅に出るのであります!

温泉の説明書き
(きちんとした日本語!)


朝のニュースで知りました❣️
日本に帰ってから1〜2日の差で
SNSでも取り上げられていました。
コメントを残す