媽祖巡り以外に行ったところ(2024年6月30日〜7月8日)

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集集線はバス乗り換え必要

 集集線は台中と嘉義の間にある二水駅を起点に延びるローカル線で、私たちは、2016年の夏に日月潭へ行く途中、水里で降りてバスに乗って行ったのですが、この水里という場所の気がよくて、すっかり気に入ってしまいました。
 小さな町で、駅前から河原まで延びる道とバス通りを中心に市場もあって栄えていますが、駅で降りたとたんに深呼吸をしてしまうような感じで、のんびりとした空気が流れています。
 特に駅の西側にある休憩所では、特産の蜜香紅茶を無料で飲ませてくれて、しばし、時を忘れてくつろぐことが出来ます。(初めてきた時は、大きなスーツケースを短時間預かってもらいました。もちろん、無料で。速い話が置かせてもらっただけ。誰も外国人の荷物を盗るような人はいない、そういう場所なのでした。)
 しかし、この辺りは、台風や長雨で崖崩れが起きやすい場所で、2年前は、ちょうど、地震に引き続き台風の雨で何箇所も崖崩れやトンネル崩壊があり、集集線は、なかなか開通せず、バスによる振替輸送を余儀なくされてきました。
 今年に入って開通したという情報もあって、今回、集集線に乗って水里に向かってみたのですが、やけに座席が空いているな〜と思っていたら、途中の濁水駅で降ろされてバスに乗り換えさせられました。
 帰り道に目視確認したところ、濁水駅と龍泉駅の間で崖崩れがあったようで、線路が土砂や流木で埋もれていました。
 水里の町は、バスターミナルもチケット売り場がわかりやすくなっていたし、町全体の活気は失われてはいない様子でしたが、河原が工事中で、かつ、駅の裏山も何か工事していて、気の流れが断ち切られているように感じました。(まあ、私たちの主観の問題ですし、来年はまた開かれた感じになっているかもしれませんので、悪しからず。)

濁水で下車させられて、振替バスに乗る🚌
駅前でバスを降りました。
右側に見えるのが、
喫茶休憩場所。健在でした!


美濃・旗山・高雄

 今回、美濃に行ってみようと思ったのは、私たちがおそらく現在一番愛する台湾野菜である水蓮菜の産地だからです。
 かつては、空芯菜が一番かな〜と思っていたけれど、やや粘りがあるのと、最近では、日本でも夏に買って食べられるようになったから…今は、鍋に入れても炒めても、シャキシャキ感が持続する水蓮菜にぞっこんなんです。
 今回は、栽培されている池を見ることはできなかったけれど、同じく美濃名物の板條とともに水蓮菜炒めを昼食にいただきました。
 次に目指すのは、台湾バナナの産地として有名な旗山。だけど、旗山行きのバス停がよくわからなくて、炎天下しばし彷徨う羽目に…。
 しかし、哀れな日本人を見つけた貴人様が現れ、上手な片言の日本語で日陰で待つことのできるバス停を教えてくださいました。
 おかげさまで、旗山に辿り着き、おやつのバナナサンデーをいただけました。
 旗山のバスステーションは、各方面への路線が書かれていてわかりやすかったし、涼しいところで座って待つことができます。(もちろん、トイレもあります。これ大事。)
 結局、直接、台南へ帰るバスよりも、高雄へ行くバスの方が多かったので、バスで高雄まで行き、そこから台鐡で台南に戻ることにしました。(高雄泊にすれば問題ないのですが、なんせ、私たちがあまり高雄を好まず、台南の方が好きなもので。高雄に泊まるなら屏東まで行きたくなるので…。)
 話に聞いてはいましたが、台鐡高雄駅周辺はただいま絶賛大改装工事中でした。

美濃の客家料理(板條)と
水蓮菜炒め
美濃で遠景を臨む…
炎天下でさえなかったら…
もっとゆっくりしたかった
左に見えるのが貴人様のお宅
バナナの故郷・旗山で
食べるバナナサンデー
旗山老街を歩く
アジア名物〜腹出しTシャツおじさんが写ってます
これ何かわかりますか?
脱水乾燥バナナを作成中。
なるほど、ラップしないと
ハエがたかるもんね。
真ん中のレトロな建物が
古い台鐡高雄駅の駅舎です。
台鐵高雄駅が大改装中‼️
地下鉄と乗り継ぎするため、どんどん地下に掘り下げています。

もちろんの玉井

 私たち満寿の夏の台湾の旅は、茶葉だけでなく、ドライマンゴーの仕入れ旅でもあります。だから、もちろん、玉井にも行きました。
 今年もマンゴーは豊作だったようです。毎年、新しい品種が増えているように思います。

どんどん…
新しい…
品種の…
マンゴーが…
増えています。
素敵な笑顔のおばあちゃま😀将来なりたい顔にランキングさせていただきます❣️

三地門

 

 三地門は、台湾の原住民の一つであるパイワン族が多く暮らす村です。
 2018年の夏に、台湾原住民族文化園区に行ったことはあったのですが、三地村の方には行ったことがなかったので、屏東からバスに乗って行ってみました。
 屏東のバスターミナルは台鐡の駅に直結していてとても綺麗で使いやすくなっています。
 9:06三地郷公所行き8227のバスに乗り、10:00過ぎに到着しました。

拡大すると向こうに長〜い
吊り橋(山川瑠璃吊橋)が
見えま〜す!
坂道を登り切ると…
三地門郷公所に着きます。

 だいたいの見当で歩き始め、地図で確認しながら進むと、なんとか、頭目の家とガラス玉工房にたどり着けました。

この目印は、この先に何か
あるはずだよね〜と
入っていくと…
頭目の家がありました。
石材をスレート状に重ねた
パイワン族の伝統家屋です。
村は普通に可愛いお宅が
多かった
トンボ玉作成中
小さなビーズを
繋いでいきます
奥のスタジオでは若者が
ダンスの練習中でした。

 さて、パイワン族の原住民料理を昼食にいただこうと開店と同時に店に入りました。せっかくだから、原住民料理のコースランチをいただくことにしました。しかし、これをゆっくり頂いていると、12:12のバスには間に合いそうにありません。
 寿姐が調べてくれて、14:17三地郷図書館発屏東バスターミナル行き雲瑞公車バス8233があることがわかったので、ゆっくり昼食を食べ、三地郷公所の近くにある三地門原住民文化館でも見学しようと向かいましたが、まさかの「12:00〜13:30昼休み中」につき入れませんでした!!
 仕方なく、隣のお洒落なカフェが開いていたので、コーヒーでも飲んで時間を潰すことにしました。
 アイスコーヒーを頼んだのですが、これが予想外に、時間が経って氷が溶けても、いつまでもコーヒーのコクがあって、実に美味しいコーヒーでした😋(豆が売ってたら買いたかったけどなかった!残念!『Drs.Chen森林珈琲』というらしい。)
 無事に雲瑞公車バスに乗って15:35屏東バスターミナルに到着しました。

ここのお宅は民宿を
経営しているようです。
村のファミリーマートは
できたばかりなのか新しくて綺麗で店内も原住民族風
パイワン族料理
 コースランチひとり450元
三地門郷原住民文化館は
昼休みで休館中!
その隣にあった怪しい記念館も昼休み中で入れず。
(ルバルバってなに!?)
本当に山深い里です。
文化館が昼休み中なので、隣のお洒落なカフェで
レーコーをしばく。
お洒落な店内で手織りの布が私を誘惑したが耐えた〜!
こだわりのコーヒーらしい。
ホントに美味しかった❣️

台南でロケ地を楽しむミーハーおばさん

 さて、今回の旅の前、5月に、日本で見た映画『青春18✖️2』で、台南の2番館『全美戲院』が舞台として出ていました。ここで、映画を見たことはないけど、以前、前を通りかかった時に、手描きの映画の大看板があり、懐かしさを感じました。手描き看板は今も健在で、『青春18✖️2』がギリギリまだ上映されていました。
 許光漢は、ドラマ『時をかける愛』でも、高校生と40代くらいを演じ分けていて、素敵な人だな〜と注目してたのですが、実は、それよりだいぶ前に日本のNHKのドラマ『路』にもちょこっと出演していました。このドラマも日本と台湾の絆を感じる良いドラマですよね〜。
 『青春18✖️2』でも、18歳と36歳を上手に演じていた許光漢に俄然大注目です😍

全美戯院全景
全美戲院の向かいが
看板作成スタジオです
本日の上映プログラム〜「青春18×2」は夜8:10〜
全美戲院入口
モギリのお姉さんと売店も
写ってます
映画の撮影で使われた小道具が展示されていた
街で出会った許光漢😍

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