春分の日は寒の戻りで寒かった(2024年3月20日)❄️
今年は暖冬で2月が異常に暖かかったので、3月に入ってからの方が寒く感じていましたが、それでも少しは春めいてきていたので、毎回のことながら、旅の服装をどうするべきか、暑がり(汗かき)&寒がりの満寿の2人は大いに悩んでいたのでありました。
しかし、天気予報で寒の戻りで寒くなると聞き、春よりは冬に傾いた服装を選びました。
だって、過去に、何度かチェジュ島に行って、島特有の風の強さを経験していたから。風が強いと体感温度が2℃は下がりますもんね。
飛行時間が短いので、今回はLCC(T‘way)に乗ります。
風が強くて、飛行機が飛ぶかどうか心配されていたようですが、離陸直後にやや強く揺れただけで、無事に飛んでチェジュ島に着陸してくれました👏
チェジュ空港は、どんどん新しく、広がっているように感じました。
さっそく両替を済ませると、タクシーに乗り込んで、今回お世話になるテドンホテルへ。
空港から東門市場近くのホテルの前まで8100ウォンでした。
前回、お世話になった時に、私たちにとって必要十分な設備(バスタブと電気ポットは必須条件!)があって、東門市場に近くて便利だったので、今回もここにしました。時期的に、ベッドでエアコンの暖房に頼るより、オンドルの暖かさを感じたくて、オンドルバンを予約したのですが、結果的には、これが正解でしたね〜👍(3泊諸税込みで1室1万6千821円!)
午後4〜5時頃の東門市場は、観光客でとても賑わっていました。
若者向けに食べ歩きできるようにか、串焼きの店が増えていました。(まるで、少し前の、京都の錦市場と同じ現象が起こっているな〜と感じました。)
少し外れると、以前の通り、地元民が通う風情のある市場なのですが…観光都市ならではの問題もあるのだろうな〜と推察いたします。
まず、私たちがゲットしたかったのは、チェジュ滞在中のお風呂上がりや朝の目覚めに食べるための柑橘類です🍊
というのも、前回2月の台湾の旅で、タンカンジュースに巡り会えなかった、満たされない思いがあったからこそ、3月のチェジュなら、ハルラポンに間に合うはず!!と、今回の旅を決めたからです。
色々な種類を少しづつ食べたい、という観光客のわがままな思いを満たしてくれるお店が見つかり、そこで、ハルラポン・チョネヒャン・スラヒャンを2個づつ計6個で1万ウォンで購入しました。
そして、夕食は、カンジャンケジャンを食べに行くことにしました。
今回の旅を決めてから、本屋さんでチェジュに関するガイドブックを探したところ、チェジュって、本当に、ソウル・釜山・慶州に加えて、ちょこっとしかページが割いてなくて、情報に乏しいんです。だから、今までも、チェジュ観光公社のホームページで調べることが多かったのです。
でも、今回、『お手軽週末リゾートチェジュ島 海地円香著 2023年 東京ニュース通信社発行 講談社』を見つけて、ずいぶん参考にさせていただきました。
実際に、カンジャンケジャンのお店『ペクガネ』に行った時に、後から来た日本人のお客様も、この本を見て来た、とおっしゃってました。
冷たい風が強かったので、熱い貝のスープが、冷えた体に染み渡りました。卵を抱いたカニは、トゥルトゥルと口の中で溶けて、間違いなく美味しい❣️
大満足で、ホテルに戻り、温かいお風呂に入り、オンドルバンで暖かく眠ったのでした。(夜中に背中が熱くて目が覚めたほどでした。)
そういえば、道中、JEJU KAL HOTELが廃業していたのと、5年前にはあった中央聖堂近くの映画館がなくなっていたのは、ショックでした。
チェジュ島をほぼ一周(2024年3月21日)
ホテルから歩いて観徳亭まで。本に紹介されていた김밥のお店は、9時にはまだ開店していませんでした。
観徳亭のバス停から一度乗り継いで151番の急行バスで오설록 티 뮤지엄へ。
今日は말금하늘(ピーカンの天気)で青い空が眩しいほど!バスの車窓からハルラ山がくっきり見えました。
島の北側から西側に移って、山から海が見えるようになると、山房山も見えました。
そして、오설록に近づくにつれ、道路の両側に茶畑が見えてきました。
오설록 티 뮤지엄(オーソルロク茶ミュージアム)は、観光バスが何台も来ている(中国人が多かったように感じました。)一大観光地でした。(大昔のドラマ『夏の香り』のロケ地でもあります。)
ティーラウンジは混雑していましたが、割とたやすく席を確保して、珍しい岩茶をHotとIceでいただきました。(오설록のお茶は、大きく分けて、緑茶とほうじ茶、岩茶の3種類で、他はいろいろ混ぜたフレバーティーでした。)
本当なら、ここで、買ってきた김밥を食べるつもりだったけど、買えなかったので、昨日、Paris BAGETTEで買った菓子(写真に写っているのは付属のお菓子で美味しくなかった)と共に美味しくお茶をいただきました。(満寿の2人は行動食の準備も怠らないのであった…)
再び、バスを乗り継いで、西帰浦市外バスターミナルまで行き、そこから201番のバスで城山日出峰をすっ飛ばして、오조리まで。201番が急行じゃないので、2時間以上かかってしまいました。
島の南に回ってくると、桜(ソメイヨシノかどうかは不明)が咲いていたり、みかん畑が増えます。
なぜ、城山日出峰をすっ飛ばしたかというと、『바다의집』のウニビビンパを食べたかったからです❗️
満寿の旅においては、観光よりも食事の優先順位が高いのです。
NAVER MAPでラストオーダーが15:30と書かれていたので、焦りましたが、なんとか15時に辿り着いて、無事、ウニビビンパをいただきました。野菜が多くて、胃に優しい感じ。これなら、20時頃に夕食を食べられそうです。
今回の旅で、バスの乗り継ぎといい、地図を見て、お店を探して歩く時といい、NAVER MAPには大変お世話になりました。超便利です‼️
『바다의집』から地図で見たところ、오조리の村を突っ切ると、チ・チャンウクとシン・ヘソン主演の『サムダルリへようこそ』のロケ地(以前、キム・ハヌルとイ・サンユン主演の『空港へ行く道』でもロケ地でした。)に行けそうだったので、勘に頼って歩いて行くと、しっかり辿り着けました。
6年前に韓国語教室のオンニたちと来た時には、このあたりで高原性鳥インフルエンザが発生して、ロケ地まで行けなかったので、今回、バスの中から、通行禁止の看板が出ていないことをしっかり確認して再チャレンジしてみたのです。
静かな村の方から逆方向にたどり着いたので、ロケ地前に多くの観光客が詰めかけているのを見た時には驚きました。韓国国内から来たツアー客の方が多かったようで、韓国語で「여기가 삼달리야?」(ここがサムダルリなの?)という声が聞こえました。
『空港へ行く道』では、ギャラリーだったし、『サムダルリへようこそ』では、コンビニだったし、ドラマの小道具や大道具、美術のスタッフって、大変ですね。
ちゃんと一旦は城山日出峰まで戻ってから、また201番のバスに乗って済州市内に戻りました。
本当に、この日は1日中、上天気で、夕方になっても、ハルラ山の頂上に雲がかかることもなく、チェジュ島をバスでほぼ1周(西の海岸沿いを走らなかっただけ。)したので、東西南北各方向からのハルラ山を見られました。
夕食を食べに出かけたのが20時前。刺身通りの1本東の通りにある물항식당(以前、ここで食べた갈치구이が美味しかったので。)に入って、갈치백반と고등어처림を頼んで、大満足❣️
ヤンニョムケジャンもついていたし、太刀魚(갈치)は大きいし、鯖(고등어)の煮付けはコチュジャンの味の染みた大根が美味しいし、ネギの青い部分だけのナムルもご飯が進むし…もう、言うこと無し❗️
21時で閉店の、最後の客として店を出て、長い1日を終えました。
市場と映画(2024年3月22日)
今日は、済州民俗五日市の日(2と7のつく日に市がたつ)なので、まず、ラマダホテル前の『산호전복』のアワビ粥で朝ごはん❗️バスを乗り継いで、済州民俗五日市へ。
済州民俗五日市に来るのは、4回目だけど、初めて来た時は、そのスケールに驚きました。
椎名誠の『わしらは怪しい探検隊』シリーズのチェジュ島編があるのですが、その中で、椎名さんですら、その規模に驚いたと言うから、ぜひ来てみたくて、8年前に初めて来たのです。
そして、コロナを経て、5年ぶりの再訪となりました。
露天だったところにアーケードが架けられていたり、立体駐車場が完備されたり、と、さらにグレードアップされた感じがありました。
歩き回ってみると、店の内容や全体の広さなどは、変わっていない様子でした。
花や植木、果物、野菜、衣類、食器や家具類、生活用品、肉、水産物、卵、おやつもあれば、食堂もある、果ては、生きているウサギや鶏も売っている…最先端の家電が置いていないだけで、あとは全てここで揃うんじゃないかと思うほどの規模です。
そして、やはり、東門市場よりも新鮮で、扱う品物の数も多いですし、味見などもしやすいですね。値段は同じような感じでしたけど。より生産者と密着している、と言うことでしょう。
いろいろ見て歩いて、また、チョネヒャンを買い足しました。호떡を食べ、김밥を買って、분식집で순대と떡볶이を食べました。ふ〜〜お腹いっぱい❗️
一旦、市場で買ったものをホテルに置きに戻ると、時刻は14時になろうとしていました。
今日は、この後の予定を全く立てていません。eMartなどで時間を潰すか、どうしようか?と考えながら、初日に、カンジャンケジャンを食べに行った道中に、CGVという映画館があるのはチェックしていたので、ネットで上映作品や時間を調べてみました。
今回も、現地で韓国映画を観る気で、事前に日本でもネット検索していたのですが、是非観たいと思うような作品が見当たらなかったのです。『파묘』(破墓)が人気でロングランしているのは知っていましたが、オカルト・ミステリーだし、字幕なしでは内容がイマイチ理解しにくいのでは?と尻込みしました。チェ・ミンシク、ユ・ヘジン、キム・ゴウン、イ・ドヒョンと好きな俳優さんが出ているので残念だったけど😢
しかし、映画の神様は満寿の2人を見捨てなかった❗️
CGVチェジュのwebページで、チョン・ウソンとイ・ジョンジェの『대양은 없다』が上映されていることがわかってからの、2人の行動はとても迅速でした。(これからどうする〜?とダラダラしていた人と同一人物とは思えません!)
14:40からの回を観るためにタクシーで駆けつけましたよ🚕
その日のCGVチェジュの6階7館は、満寿の2人のための貸し切りでしたので、上映中も2人でキャーキャー言ってました。
この後、국수を食べに行って、ホテルに戻って、夜食に김밥もいただきました。
そして、なんと、TVのocnチャンネルをつけていると、20時から、『HUNT』(2023年9月に日本でも上映されたイ・ジョンジェ初監督作品でチョン・ウソンとW主演している)が放送されるではありませんか‼️
観ましたとも💪日本でも観たけど、もう一度‼️「ヌナ、20年後の俺たちも観てくれよな。」と言われてるようなもんですもん🎶
『대양은 없다』が1999年の作品、『HUNT』が2022年の作品。
20年以上、第一線で活躍し続ける2人、최고〜사랑해요〜❤️
最後まで大満足👍
さて、ついに帰国日となりました。ホテルのチェックアウトまでに東門市場で最後のお買い物です。
寿姐は、韓国では、必ず最終日に、お餅を買うのです。日が経つと硬くなるからね。
それに付き合っていくと、お土産物屋さんで、可愛い猫に遭遇🐈
額に、みかんにつける「名品」と書いたシールを貼られているのが面白くて笑いました。
「너 이름이 명품이야?」(君の名は名品か?)と近づいても微動だにしない立派な看板猫でした。
タクシーで空港まで行き、スーツケースを預けて、今回の旅の最後の食事に選んだのは、『삼성혈 해물탕 1호 도두점』の해물탕(海鮮鍋)です❗️
場所が少し分かりにくく、歩いては行きにくい場所なので、往復タクシーが良いと思います。
11:30過ぎに着いてちょうどよかったです。12時からは予約のお客様でいっぱいになりました。
もらった名刺に「살아있는」(生きている)と書いてあるのですが、本当に、タコもアワビも生きて動いているところから火にかけるので新鮮そのものです。
おまけに、日本語の堪能なお姉さんが、ハサミでチョキチョキと食べやすくしてくれるので、お鍋も任せきりで安心❗️(帰りのタクシーも呼んで頂いてありがとう!)
最後の最後まで、海鮮天国・チェジュ島は、私たちを満足させてくれました❣️
今回のチェジュ島の旅、海鮮三昧で、天気も良くて、本当に楽園のようでした😀
ただし、みなさん、お気づきと思いますが、食事や食物の値段が上がってます。
バスやタクシーのような交通費の値上がりは大したことはないのですが、市場で買う食べ物、外食の値段は、ここ10年ほどで完全に2倍近くになりました。ここに円安も絡むので、正直きついですね。
まあ、同じものを日本では食べられないからこそ、納得するしかないんですけれども…。
3泊4日、日本円で3万円を両替しましたが、ほぼ全部使い果たしました。
今回の旅は、飛行機代と宿泊費、手数料や諸税込みで1人62044円だったので、まあ全体でなんとか10万円以内に収められました。
これからも、これぐらいの懐事情の旅を続けるんだろうな〜と思います。
でも!満足度は、空まで高く〜〜〜という心意気で‼️💪
最後に、チェジュ島の全体地図とバス路線図を、前述の本と空港でゲットしたパンフレットから、ここに載せておきますね。見にくいかもしれないけど、許してね。
※今回も文中では敬称を省略させていただきました。
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