2023年10月6日(金)今日は、9:30〜映画の殿堂하늘영극장で「英雄本色」を見る日。
今回、映画の殿堂には、オープンシアター(野外劇場とも言う。オープントークや舞台挨拶も行われる。)と、普通のシネマコンプレックス、そして、演劇にも使用される하늘영극장があることがわかりました。
他に、ライブラリーやカフェもあります。
今年は、チョウ・ユンファが、40年の長きにわたり映画界で活躍してきたアジアの映画人としてフューチャーされており、1980年の作品として「英雄本色」が、2000年の作品として「グリーンデスティニー」が、そして2020年の作品として昨日観た「One More Chance」が上映されているのです。
3作全部見たかったけれど、「グリーンデスティニー」は、釜山に前日入りしていなければ観られない時間だったので断念しました。
(この映画は、2000年にシンガポールで現地の人に混じって観た、満寿の二人には記念すべき作品だったのですが…。)
「英雄本色」は、レスリーファンである私たちは、すでに知っている作品ではありましたが、スクリーンで見るのは初めて。
「きゃあ〜チョウ・ユンファ若い〜!レスリーかわいい❤️香港も台北も昔すぎる〜〜」と感動しきりでした。
昼食を済ませてからは、オープントークの席取り合戦に参加です!
最前列に座っている人たちは、御目当ての俳優さんが夕方に出るとしても、それこそ、朝一番から準備万端で並んでいた、という人たちのようです。
それには及びませんが、私の本命も17時からの登場ですが、13時前から席の確保に務めました。
昨日と同じように、少しでも前の方、真ん中の方に席を移っていきます。
14:30からは「Honey Sweet」に出演のユ・ヘジンとキム・ヒソンが舞台挨拶に登場します。
私は、つい先日までNETFLIXで「アリス」を観ていたので、キム・ヒソン繋がりにシンクロニシティを感じます。
アラフォーとはいえ、お美しい御御足を見せて頂き恐縮です。
性格は、結構サバサバした感じらしく、「今回の役は、普段の私と似ているので、全く抵抗はありませんでした。」というようなことを話しておられましたよ。
ユ・ヘジンは、朴訥とした話し方で、「韓国映画の現状は、必ずしも良いとはいえないが、こうしてお集まりの観客方の映画への愛を感じて、頑張らなければと思う。」というようなお話をされていました。
今回の映画祭で感じたことですが、映画館で上映される映画だけでなく、NETFLIXやDisney +など配信系の映画やドラマが増えています。
おそらく、ユ・ヘジンが言うのは、そう言うこともふまえているのではないかと思います。
続いて、「LTNS」と「Vigilante」のオープントークです。
(ちなみに、舞台挨拶とオープントークの違いは、時間です。舞台挨拶は20分立ったまま、オープントークは椅子とテーブルをセットして50分でした。)
それと、このオープントークの会場は、風が吹き抜けて結構寒かったです。
毛糸の帽子やフリースの膝掛け毛布持参の人もいました。
上はフード付きのウインドブレーカーがあれば良いけど、足元が冷えました。
暑さ・寒さ両方の対策として持っていったショールを足腰に巻くと役に立ちました。
さて、最後に、私のお目当てのユ・ヨンソク登場です❤️
韓国ドラマ「応答せよ1994」のチルボンに惚れました😍
その後、作品を追っかけていますが、「愛と利」は嫉妬しそうで怖くて観れてない(苦笑)
「賢い医師生活」での小児科医役、似合いすぎ!「キム・サブ」の時も医師役も似合ってましたもんね。
共演のイ・ソンミン、イ・ジョンウンも好きな俳優さんです。
今回、ユ・ヨンソクがとっても話し好きってことがわかりました。
マイクを持つと、よう喋る、よう喋る…そして、話が面白い🤣
本当は全部ビデオに撮りたかった〜!以下、私が聞き取れた範囲での意訳です。
「ずっといい人の役、メロなどが続いたので、今回の役柄は、何か僕の違う面を観客に見せたいと思いました。何せ、殺人魔の役ですからね。」
「僕が初めて釜山国際映画祭に来たのは、『オールドボーイ』の時ですが、端役なので、舞台には上がれなくて、大学の友達と、いつか絶対舞台に上がってやる!と誓いました。その次に出たのが、『オオカミ少年』の時で、観客はほとんどソン・ジュンギのファンで、彼が出たら、わぁ〜ってなって、僕が出たら、ブ〜って。あ〜やっぱり悪役はこんなもんなんだ、と思いました。そして、今回、こうして、尊敬する先輩と一緒に舞台に上がれて光栄です。釜山国際映画祭は、まさに僕のサクセスストーリーですよ。あの有名ホテルに絶対泊まってやるぞ〜って思ってたんです。こう見えて、ぼく、キャリアは長い方なんですよ。」と話した時に、絶妙な間合いで、イ・ソンミンが「나도!」(俺も!)と手を挙げ、続いて、イ・ジョンウンも「나도!」(私も!)と両手を挙げて、会場の笑いを誘っていました。
ほのぼのとした幸せなオープントークの時間でした。
憧れの俳優に会えた素敵な午後を終えて、海雲台に安否確認に行くことにしました。
今回の旅は、もちろん、8年ぶりの釜山国際映画祭のためでもあるけれど、やはり、コロナ後の釜山の現状を確認する意味もあったのです。
実際、映画祭の関係施設がほぼセンタムシティに移った現在、海雲台はどうなっているのか?
夕食を食べる場所を探しながら、街歩きをしていると、まず、外国人観光客の多さに気づきます。
そして、街全体が観光客目当てに、リゾート開発がどんどん進められているように感じました。
以前、カン・ドンウォンの『M』の当日チケットをゲットするために、床にダンボールを敷いて一夜を過ごしたシネコンの入った商業ビルは、全く違うビルに建て替わっていました。
屋台街のカルククス屋さんも無くなっていました。
リベラホテルとSAVEZONEが残っていたのが、せめてもの慰めでした。
海雲台の海岸の近くで、波の音と潮風を感じながらスターに会った思い出は、本当に、もう「思い出」でしかなくなったのだな〜。
「もう、わざわざ海雲台に来ることは無くなったかもしれない…」と言うのが正直な気持ち。少し悲しいです。
(ユ・ヨンソクと同じく、「いつかパラダイスホテルに泊まってみたい。」とは思ってますけどね。)
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