台中で一喜一憂

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 台北から台中へ自強号で移動して、駅裏の双星大飯店にチェックイン。
 少し古いホテルですが、なんといっても駅近!昭和な雰囲気も私たちおばさんにはグッド👌で、お部屋も広くて快適でした。
 台中駅がリニューアル中なのは、コロナ前から知っていたけれど、新駅舎が完成していて、おしゃれなフードコートができていました。
 でも、古い駅舎もリノベーションして上手に再活用されています。
 古い駅のホームを残して、活版印刷・はんこ屋さんに改装していました。
 台湾って本当にリノベーションがお上手!👏
 

夕刻の新旧台中駅
旧台中駅の構内は活版屋さんにリノベーションされていた。

コロナの影響を嘆く…


 しかし、台中市内を歩き始めると、特に駅周辺でホームレスの姿が多く見られ、なんとなく荒れた雰囲気が漂っています。
 コロナ禍でダメージを受けた人たちなのでしょうか?
今回は、良く見ると、台北でもたくさんのホームレスを見かけました。(3月には、再訪できた嬉しさで気づかなかったのかな?)
 台中で3日間過ごして感じたのは、台鉄台中駅周辺が近代化から取り残された最後の地域(だからこそ、新駅舎も作って、まだまだ駅前は再開発中なのですが。)だということです。
 実は、新幹線が通る高鉄台中駅は、台鉄台中駅と約7〜8km離れているし、台中市政府や新光三越・遠百デパートなどがある近代的な新都市区域は台鉄台中駅から約4kmほど離れています。
 4kmというと歩いて1時間ですから大変です。(まあ、台湾大道という1本道をバスが何本も通っていますから、それを利用すると、あっという間ですが。)
 つまり、台中という都市は、旧市街を取り巻く郊外を中心に近代的な開発が進んでいて(台中MRT緑線もその一つで、高鉄台中駅と台中市政府を結んで旧市街を取り巻くように作られています。)、旧市街の再開発が追いついていないのが現状のようです。
 まあ、「緑線」というからには、将来的に「赤線」「青線」など増やす予定があるのかもしれません。
 広い台中の街を便利に快適に旅することができることを願っています。

 さて、3月の旅もそうでしたが、コロナ禍を経て、安否確認の意味もある、今回の旅行。
 台中では、『萬代福影城』という映画館が無事かどうか確認する必要がありました。
 この映画館は、いわゆる二番館で、一般のロードショー公開が終わった作品を安い料金で見られる、という映画館です。
 2016年に偶然見つけて、その時に上映していたのが、シンガポールの映画2本立て。
これが、まあ、移民の国シンガポールで生き抜いて来た家族の物語で、中華系・マレー系・インド系の各家族の戦前・戦後3代に渡る、笑いあり涙ありのお話だったので、言葉のギャップを超えて感動しました。
 おそらく、日本では、上映されていない作品だと思うので、私たちは、この映画との出会い、この映画館との出会いに感謝したのでした。
 ちなみに、2018年には、ここで、『ホテルムンバイ』を見ました。これは、2008年に実際にムンバイのホテルで起こったテロ事件を扱った映画なので、言語のギャップは関係なくドキドキしながら観ました。
 ところが❗️❗️❗️
 今回、『萬代福影城』は、ネット上では「臨時休業中」となっていますが、実際に行ってみると、3階に掲げられた看板は健在なものの、1階のチケット売り場や入り口の跡形もなくて、これは、再開は簡単には行かないかもしれないな〜と思いました。
 『萬代福影城』さん❗️私たちは応援しています❗️復活を待っています❗️

映画好きの人たちでいっぱいでした
もう一度観たいな〜
臨時休業中だそうですが…心配😟

嬉しさと美味しさと…

 今回、台中から日帰りで集集線に乗って、水里を再訪する予定でした。
 私たちにとって、水里は、とっても気の良い場所なのです。(これは、また別の投稿で語りたいと思います。)
 しかし、台中に着いてから、寿姐が、「地球の歩き方に、崖崩れで集集線止まってるって書いてあるけど。」と、のたまい、調べてみると、本当に「運行再開は2023年後半の予定」と書いてあります。
 (さすがは、「地球の歩き方」❗️2023〜24版買ってて良かった!毎度、お世話になっております。先日の「カンブリア宮殿」面白かったですよね?)
 ネットで調べても、2021年の大雨によるトンネル損傷、2022年も大雨と地震の影響で崖が崩れて、集集駅までは工事が終わったけど、水里の駅の前後がまだまだ工事が終わらなくて、水里の里長さんが「このままでは水里の町が孤立する」と嘆いていらっしゃいました。 
 応援したいけど、どうしたらいいのかな?寿姐は、宝くじを買って、当たったら寄付すると言っています。

 そこで、旅先としては、水里の代わりに、鹿港に行くことになりました。
 私たちは、媽祖loverなのであります。(これも、また別の投稿で語りますね!)
 鹿港は2回目です。前回は早春に訪問していました。
 ホテルの近くのバス停で、9:00定刻通りに中鹿客運9018バスが来たので、乗って1時間足らずで到着しました。11時近くになると、どっと観光客が増えてくるので、早めの訪問をお勧めします。
 驚いたのは、立派なお土産コーナーができていたこと。コーナーなんて言い方はふさわしくないですね。ショップです、ショップ!媽祖ショップ❗️
 前に来たときは、廟の中の片隅のガラスケースにTシャツらしきものが平積みされていて、かろうじて、値札がついているので売っているのだとわかる程度でしかなかったのです。
 サイズがなかったら、廟の横の社務所みたいなところから、わざわざ探して持ち出して来てくれるような様子だったのに…。
 私たちは、ここで、嬉々として、Tシャツやらシールやらを購入して大満足‼️(私はシールを自転車とヘルメットに貼りました。)


 
 

これが3枚目の媽祖Tシャツ
鹿港天后宮
自転車のヘルメットに貼ってみた!

 ここで、私たちを追いかけてきて、スマホの翻訳ソフトを使って、懸命に話しかけて来る女性がいました。
 彼女は、高雄から自転車で旅行中で、今は、鹿港の「鹿港天后宮香客大樓」に宿泊しているのだそう。
 彼女も媽祖loverらしく、「白沙屯⚪︎天宮」のお札やシールを私たち二人に下さいました。
 調べてみると、白沙屯は、苗栗の近く。また、次に行ってみなくちゃ!という場所が増えました。
 お礼を言って、お名前を伺っても、自分の名前を「カリーナ・ラウ」(香港の女優さんの名前。旦那様は、あのトニー・レオン。)と答えるユーモアたっぷりの貴人さまでした。

お札は鹿港媽祖のと一緒に台所に貼っています
貴人様に頂いたシール

 最後に、台中で出会った、美味しいものを4つ紹介しますね。
 一つ目は、写真がなくて残念ですが、ホテルの横の通りを駅と逆の方向にまっすぐ歩いた廟の前の「無名の朝ご飯屋さん」の湯包です。本当に朝しかやっていません。昼には閉店します。でも、この湯包が、小籠包顔負けのスープ滴る美味しさ‼️
二つ目は、「地球の歩き方」にも出ている、3年連続ミシュラン獲得の有名飲茶店『沁園春』の水蓮菜の炒め物です‼️ここの小籠包は、前述の湯包に負けてるけど、水蓮菜の炒め物は絶品でした。(水蓮菜については、また別の投稿で語りたいと思います。)
 三つ目は、『豐仁氷』の鳳梨氷‼️暑い中を歩き回っていると、本当にカキ氷に救われるのです!
 そして、四つ目は、店の名前は忘れましたが、ホテルの近くにあった、膨湖名産と謳ったイカやツミレの入った麺類‼️おそらく姉妹で切り盛りしていて、そのお母さんと娘さんが手伝って、母娘3代で頑張っている様子でした。

水蓮菜の炒め物…これがニンニク効いててメチャうまでした😋
台中「豊仁氷」のパイナップルかき氷は、シャーベット風で美味しかった❤️
イカやツミレの入った米粉と青菜

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